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京都府医師会 組織・事業

会長あいさつ

会長 森 洋一 わが国の医療制度について
 日常の生命・健康について多くの方が色々考えておられると思います。医療というものは、出来れば空気や水のように何も気にせずに生活できることが理想だと思います。わが国の医療制度は、実はこのような夢のような理想を実現してきた世界でもたぐいまれなものだということを皆さんはご存じでしょうか?
 多くのことに言えると思いますが、特に医療においては、コストとクォリティーとアクセスのバランスが大切です。医療費が安く(コストが)、高い水準の医療が(質がよい)、誰でも(フリーアクセス)受けられるのは世界中でわが国だけです。わが国の医療制度では、医療費は、対GDP比で先進諸国中15〜6位で、国民一人あたりの医療費は、先進諸国中9位と比較的上位にありますが、患者一人あたりの医療費は先進諸国中最下位と低いことをご存じでしょうか?また、ご承知のように保険証があれば、全国、いつでも、どこでも医療機関を受診することが可能ですが。よく、大病院などで待ち時間が長いと言われますが、待っていればその日に必ず診察が受けられます。外国では、必ず予約をしなければ受診できませんし、その予約もその日に診察を受けることは余程の幸運がない限り不可能で、早ければ数日、イギリスなどでは、生命の危険を伴うような疾患でも何日から何ヶ月以上またされるということをご存じでしょうか?また、わが国の医療のレベルは、世界一の健康寿命や、世界最低の乳幼児死亡率等からも明かであります。
 
 では何故このような成果を得ることが可能だったのでしょうか?まず一番大きな事はわが国の国民性でありましょう。その一環といえるのが医療従事者のいわゆる「赤ひげ精神」に基づく献身的な努力の成果であったことは間違いのない事実であります。
 
 しかしながら、科学の進歩とともに、最近は日進月歩以上の速度で医療は進歩を遂げており、医療機器の開発や抗ガン剤を始めとする薬剤の研究には目を見張るものがあります。勿論それらを駆使した診断や治療に当たる医師や看護従事者、薬剤師の最新技術への対応等が求められており、日常的な医療の発展とともに医療費が増大することは仕方がないことであり、国民にとって歓迎すべきものだと思います。
 
 残念ながら、小泉内閣のもとでは、憲法第25条に規定された国民の生活権さえ保障されないような状態にこの5年間で陥っております。ここ6年間医療費は医療費の増大が国家財政の赤字を招いているかのように喧伝され毎年削減されております。このままでは、後数年で日本の医療は、崩壊するしかありません。日本の医療制度においては、今でも、少ない医療従事者が、過重労働をものともせず医療に尽くしていますが、もうそれも限界だとして、多くの勤務医が仕事の厳しい外科や産科小児科を敬遠し、医師の診療科の偏在が目立ち、病院を去ってゆきます。
 
 我々は、日本の医療制度を守り、貧しい人たちは十分な医療が受けられず、金持ちだけが最高の医療を受けられるという格差社会にならないよう頑張って参ります。わが国の、コスト、クォリティー、アクセスのバランスが取れた世界最高の医療を守るため、多くの国民、府・市民の皆様のご支援を心よりお願い申しあげます。
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