介護給付費分科会の状況  第3弾 施設サービス、その他
介護給付費分科会での審議状況のまとめ  ~分科会審議報告のたたき台から~ 


9.認知症関係サービス
 (1)認知症対応型共同生活介護
 ・グループホームを退所する利用者が自宅や地域での生活を継続できるように相談援助する場合を評価
 ・利用者の重度化や看取りにも対応できるようにする観点から、報酬・基準を見直す。

 (2)認知症短期集中リハビリテーション(老健、介護療養型、通所リハ)
 ・対象を中等度・重度の者に拡大するとともに、報酬上の評価を見直す。

 (3)認知症の行動・心理症状への対応(短期入所系サービス)
 ・家族関係や外あが原因で認知症の行動・心理症状が出現したことにより在宅での生活が困難になった者の短期入所系サービス及びグループホームのショートステイによる緊急受け入れについて、報酬上の評価を行う。

 (4)若年性認知症対策(施設系サービス、短期入所系サービス、通所系サービス、グループホーム、小規模多機能型居宅介護)
 ・若年性認知症患者を受け入れ、本人やその家族の希望を踏まえた介護サービスを提供することについて、報酬上の評価を行う。

 (5)認知症専門ケア加算(施設系サービス、グループホーム)
 ・認知症介護について一定の経験を有し、認知症ケアに関する専門研修を修了した者が介護サービスを提供することについて、報酬上の評価を行う。

 (6)認知症の確定診断の促進(介護老人保健施設)
 ・認知症の疑いのある老健入所者を認知症疾患医療センター等に対して紹介することについて、評価を行う。

10.介護保険施設
 (1)介護老人福祉施設
 ・認知症高齢者が一定割合以上入所しており、介護福祉士を一定割合以上配置している施設を評価する。
 ・基準を上回る夜勤職員の配置を評価する。
 ・常勤の看護師の配置や基準を上回る看護職員の配置を評価する。
 ・看取り介護加算は重度化対応加算の要件のうち看取りに関する重度化に関する要件を統合するとともに看取りに向けた体制の評価と看取りの際のケアの評価を別個に行う。重度化対応加算は廃止。

 (2)介護老人保健施設(介護療養型老健は除く)
 ・基準を上回る夜勤職員の配置を評価する。
 ・看取りについて報酬上の評価を行う。
 ・在宅復帰支援機能加算は在宅への退所者の割合に応じた段階的な評価を行う。
 ・リハマネ加算については本体報酬に包括化。短期集中リハ加算の評価を見直す。言語聴覚士もPT、OTと同等に位置づける
 ・試行的退所サービス費は退所時指導加算の一部として算定可とする。
 ・外泊時費用は、利用者が入院・外泊期間中において居室が当該利用者のために確保されているような場合は、引き続き居住費を徴収することができることや必要なコストの実態を踏まえ、その評価を適正化する(介護老人福祉施設も同じ)

 (3)介護療養型老人保健施設
 ・医薬品費・医療材料費や医師によるサービス提供等医療サービスに要するコスト、要介護度の分布といった実態を踏まえ、報酬上の評価を見直す。
 ・医療機関から入所した者の割合と家庭からのものとの割合の差が35%以上とする施設要件については、周辺における医療機関の有無や転換前の医療機関の病床数に応じた特例を設ける。
 ・転換の前後で全体のベッド数を変更することなく、病棟の一部を転換する場合、夜間の看護・介護職員の配置数が増加しないよう夜間配置基準の特例を設ける。

 (4)介護療養型医療施設
 ・理学療法(Ⅰ)と作業療法について医療保険との役割分担や整合性を図る観点から見直す。
 ・リハマネ加算及び短期集中リハ加算について老健と同様の見直しを行う。
 ・言語聴覚士が集団に対して実施するコミュニケーション療法について報酬上の評価を行う。
 ・ADLの自立等を目的とした理学療法等は報酬体系の簡素化の観点から見直しを行う。
 ・基準を上回る夜勤職員の配置を評価する。
 ・外泊時費用は老健と同様。さらに他医療機関を受診した場合も同様に評価を適正化する。

11.栄養管理体制・栄養マネジメント加算等の見直しについて
 ・栄養管理体制加算は基本サービス費に包括して評価するとともに、栄養マネジメント加算は栄養マネジメントの適切な実施を担保する観点から見直しを行う。

12.口腔機能向上、栄養改善(栄養マネジメント)サービスの見直しについて
 ・口腔機能向上、栄養改善(栄養マネジメント)及びアクティビティ実施加算は評価を見直すとともに、アクティビティ実施加算は、運動機能向上加算、栄養改善加算、口腔機能向上加算の届出を行っている事業所についても算定を認める。
 ・口腔機能向上、栄養改善(栄養マネジメント)加算について対象者の基準を明確化する。
 ・歯科診療を受診している場合でもサービス内容が重複しない範囲について評価の見直しを行う。
 ・歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が日常的な口腔清掃等のケアにかかる技術的指導・助言を行う場合に評価を行う。

13.事業所評価加算の見直しについて
 ・事業者の目標達成に向けたインセンティブを高め、利用者により適切なサービスを提供する観点から、要支援状態の維持をより高く評価する方向で算定要件の見直しを行う。


| カテゴリー:介護・在宅ケア関係 | 2008.12.22, Monday 03:21 PM |
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