平成24年9月18日(火)、府医会館において第3回の医療安全対策委員会が開催された。
最初に患者の権利宣言について、協議した。前回の委員会で患者の責務についても追加するべきという意見が挙がったことを受け、澤副委員長から修正案の提出をいただき、「診療所に1枚もので貼れるようなもの。責務を入れると長過ぎるので、見出しだけにした。権利色を弱めた。『宣言』取り、『患者の権利と責務』としてはどうか。『医療者の説明を十分理解するまで質問する責務』は外しても良いかもしれない。」との説明があった。各委員からの意見を受け、一部の文言を修正のうえ委員会としては了承した。府医役員に確認したうえで、医療機関への配布を準備する。
続いて、今年度の医療安全シンポジウム〔平成25年2月17日(日)・府医会館〕について協議した。前回の委員会と、その後、各委員から伺った意見について、8月21日に正副委員長・役員で協議し、決定した原案を提示、各委員から意見を伺った。内諾をいただいた以下のパネリスト4名について、委員会としては了承した。@中谷内一也氏(同志社大学心理学部 教授)※第7回医療安全シンポジウムのパネリストで、的確で分かりやすい意見をいただいた。A松村由美氏(京都大学医学部 医療安全管理室 医師)※長尾先生の後任で、先日のメディエーター研修には、ファシリテーターのような立場で参加いただいた。B山口育子氏(COML 理事長)※第4回医療安全シンポジウムの演者で、お亡くなりになられた辻本氏の後を継ぎCOML理事長に就任された。COMLは患者と医療者が協働する医療の実現を目指し、電話相談などを実施している団体。C齋藤嘉夫氏(がん患者サロンうずら)※がん患者で、第8回医療安全シンポジウムのパネリスト。患者の立場で、はっきりと意見を言っていただいた。細かいテーマについては、次回以降の委員会で意見を伺う。
次に、前回の委員会にて開催について提案のあったCRPS(針刺し事故)に関する講演会〔11月29日(木)・府医会館〕について、講師を引き受けていただいた勝見副委員長から「採血時における末梢神経損傷の対策」という仮題をいただいたことを報告、内容について意見があれば、次回に伺う。
また、平成25年1月24日(木)には府医会館にて、医療メディエーター研修(導入編)を予定しており、講師の早稲田大学教授、和田仁孝先生には内諾をいただいている。
その後、11月3日(土)に京都ホテルオークラにて京都府看護協会主催(府医後援)で開催される医療安全シンポジウムについて、看護協会の松本委員から説明と参加の呼びかけがあった。
最後には、京都府の諫山氏から、10月30日(火)に京都テルサで開催される医療安全支援センター実践研修について、説明と参加の呼びかけがあった。 |