平成15年12月8日、京都府医師会館において第5回医療安全対策委員会が開催された。
今回の委員会では平成16年2月28日に開催予定の「医療安全シンポジウム」について活発な意見交換がされた。
冒頭、現在まで決まっている事項についての確認と参加が予定されている弁護士との打合せ会についての報告がなされた。医療の安全が叫ばれている現在において、今回の「医療安全シンポジウム」は重要な位置づけであり、次回につなげていくためにも医療側、患者側にとって有益なものにしないといけないことが確認された。
委員の発言では、
・今患者がどの様なことを医療機関側に要望しているのか真摯に意見を聞く場にして、それをフィードバックすることで医療安全を実現したい。
・病院ではそれぞれに医療安全の取組みがなされているが、今回のシンポジウムは特に開業医についての医療安全を中心に提言をしたい。
・講演会を開いても参加しない開業医に対してこそ啓発が必要である。
・医師会として医療安全について教育・指導を含めどの様なスタンスをとっていくのか。
・シンポジウムを通して「新しい医療安全文化」を目指していきたい。
等々の意見があった。
そして今回のシンポジウムは、「パネルディスカッションを軸にすすめ、患者側の意見を十分話して貰える方を中心にパネリストの人選をしていく」「医療安全の意識向上のため一人でも多くの開業医の参加を目指す」「より多くの府民・市民参加を呼びかけていく」ことで意見が一致した。具体的なシンポジウムの実行案については各委員から発言された意見をもとに、「委員長」「副委員長」「府医の担当役員」でさらに検討を重ね決定していくことで了承を得た。
次回の「医療安全対策委員会」は2月9日開催予定。 |