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医療安全対策

平成18年度 第1回 議事録

H18.7.10
京都府医師会 第1回医療安全対策委員会開催
平成18年7月10日、京都府医師会館において 第1回の医療安全対策委員会を開催された。本委員会は各専門医会の委員、病院関係委員、京都府看護協会、京都府薬剤師会、弁護士の23名の委員、オブザーバーとして京都府・京都市で構成されている。
 
冒頭、久山副会長より、「今日マスコミによる恣意的な報道により医療への信頼が低下してきている。信頼を取り戻す為にも医療安全に取組み開かれた医師会を実現していきたいと考える。日医でも昨年いわゆるリピーター医師に対して研修会を開催している。京都府医師会では平成15年より医療安全対策委員会を立ち上げ、平成16年度からは、府民・市民向け小委員会と会員むけの小委員会に分けて検討してきた。自浄作用に関しては日医より検討することが求められているが、京都府医師会では自浄作用をプロフェショナルオートノミーと考えており、この医療安全対策委員会で検討をお願いしたい。」と挨拶があった。
 
委員の自己紹介のあと、正副委員長選出が行なわれ、委員長には山木 垂水氏(下西)、副委員長には齋藤 信雄氏(下西)が選出された。
 
山木委員長からは、この医療安全対策委員会において「府民・市民向け」「会員向け」に何を発進していけばよいか大変難しいものがあると考えている。前期の委員会で行なった「医療安全シンポジウム」「医療安全講演会」については、今期の委員会でも引続き行なっていきたい。また医療安全については各都道府県医師会単位でも検討されているので、本委員会としては「新しい医療安全文化」を目指して、開かれた医師会が実現出来る様に検討していきたいと述べられた。齋藤副委員長からは、医療は間違いをしないものから「TO ERR IS HUMAN」の著書が出て人は間違いをするものであるとの概念に変わってきた。それに伴い、医療サイド・患者サイドが医療安全を一緒になって考えていく事を目的に「新しい医療安全文化」を提唱してきたものである。そして医療安全に関しては、個々の病院単位では取組まれているが、開業医に対してはこの委員会が方向付けをしなければならないと考えていると述べられた。
 
続いて山木委員長から日頃医療安全に対して感じている事、また困っている事について意見が求められた。
 
貫戸委員からは、病院と開業医を比較すると紛争の80%は病院で起こっている。紛争の内容をみると医療行為には問題ないものであっても、後医が前医を批判し紛争にいたっていることも最近の事例で目に付く。モラルの徹底や例えばインフォームドコンセントとムンテラの意味するところは違う事も委員会から会員むけに発進すればどうかとの意見が述べられた。田中委員からは、医療事故において民事だけではなく、刑事事件の被告になるケースの多い事に対し疑問を感じるとの意見があり、日本医師会も医師が刑事責任を問われる事に対して問題意識を持ってもらわないと萎縮医療になってしまうとの要望があった。齋藤副委員長からも、刑事処分の次には行政処分もある。だから我々自身の自浄作用が必要なのであるとされた。また医報の「他山の石」の原稿執筆も委員の方々にお願いしていきたいと述べられた。最後に山木委員長より第4回医療安全シンポジウムに関しては、次回9月11日の委員会までに事前にアンケートを送付するので、キーワードになることでも良いので意見を出して欲しい。その上で第2回委員会で具体的にテーマ・パネリストを決めていきたいと締めくくられた。
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