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医療安全対策

平成23年度 第9-2回 議事録

H23.09.20
京都府医師会第9−2回医療安全対策委員会
 平成23年9月20日、京都府医師会館において第9回の医療安全対策委員会が開催された。
 最初に、平成24年2月4日(土)に府医会館にて開催予定の第9回医療安全シンポジウムについて協議した。前回委員会の意見を受けて、委員長・副委員長・担当理事にて協議し、講師・パネリスト案を決定、各講師・パネリストから内諾を得たことが報告された。基調講演は、患者参加の医療安全等がご専門で、以前に講演をお願した際は日程が合わなかった、九州大学の鮎澤純子氏に依頼、パネルディスカッションは、@医療事故で息子を亡くされた後、新葛飾病院で医療安全対策に携わると共に、医療安全に関する啓蒙活動もされている豊田郁子氏、A患者団体京都医療ひろばで、「遠慮しないで・させないで」をスローガンに、医者が患者の話を聞きやすい雰囲気を作ってくれるよう促す活動をされている奥田美智氏、B京都で医療事故訴訟の患者側弁護などを担当し、患者から見た医療事故訴訟の背景について詳しい佐賀千惠美弁護士の3名に、鮎澤先生にも加わっていただき、ディスカッションを行っていただく意向であることが報告された。今回は、主に患者側の立場から、医療者側へ率直な意見をいただき、医療安全意識の向上に寄与できればとの趣旨になる予定である。シンポジウムのテーマとしては、「新しい医療安全文化を目指して〜患者参加で実現する安全医療〜」が(案)として挙がっているが、一般市民にも公開された催しであることから、もう少し柔らかいテーマにしてはとの意見もあり、「患者参加ってなんだろう?(どうするの?)」「患者の言いたいこと、聞きたいこと」などの案が出され、次回の委員会で再検討することとなった。
 続いて、平成23年12月1日(木)に府医会館にて開催予定の第2回医療安全講演会の開催について協議した。前回の委員会で決定したとおり、各専門医会等から他科の医師が日常外来診療で注意するべき症例を10演題挙げていただいたので、1演題につき紹介4分+質疑4分程度で発表いただく。座長については、澤副委員長と日下部委員に担当いただくこととなった。
 最後に、齋藤委員長から、死因究明制度のあり方に関する検討委員会の状況についてスライドを用いて、解説があった。日本の現状は、死因究明制度が目的、制度、組織などにおいて統一性がなく、真の意味での死因究明とはなりえていないという問題があり、現在、制度改革が求められている。死亡診断書と死体検案書の使い分けについては、厚労省が記載マニュアルを作成しているが、その取り扱いは、現場の判断に任されており、適正な使い分けがなされているかどうか疑問である。また、警察における死体の取り扱いについては、犯罪死体・変死体・非犯罪死体へのスクリーニングを、より専門的知識を有した者に担ってもらうことが求められていることなどが報告された。その上で現状は、民主党・警察庁・日本法医学会等から、死因究明のための各種提言がなされており、それらを基にした新たなる制度の確立が望まれていると述べ解説をしめくくった。齋藤委員長から各委員へ質問があり、死亡診断書の記載等における実際の現場での対応などについて、報告があった。
 補足として、京都府薬剤師会の宇野委員より、薬剤師会が10月23日(日)に主催する医療安全研修会の案内があり、是非、本委員会委員に出席いただいて、フロアからコメントをいただきたいとの要望をいただいた。

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