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医療安全対策

平成24度 第4回 議事録

 
H24.10.16
京都府医師会第4回医療安全対策委員会
 平成24年10月16日(火)、府医会館において第4回の医療安全対策委員会が開催された。
 最初に患者の権利と責務宣言について、前回の委員会で決定した(案)に対し、府医の学術・会員業務部会と理事会で出された意見の報告がなされた。協議のうえ一部文言を修正し、委員会での議論は終了となった。今後は、府医理事会の承認が得られれば、会員への発行に向けた準備を進める。
 次に、11月29日(木)府医会館で開催する平成24年度第2回医療安全講演会「採血時における末梢神経損傷の対策」について、講師の勝見副委員長から解説があった。3年前に同様の研修をしたものの、周知が不足しているのか今年も京都でトラブルが発生している。予防と初期対応が大切であり、マニュアルに従って対応することが重要である。ョ弁護士からは、一定の確率で起こる事故であれば、正しい手順で行っていれば、医師の責任にならないと思われるとの意見をいただいた。
  続いて、1月24日(木)午後2時〜4時に府医会館で予定している平成24年度第3回医療安全講演会「医療メディエーター研修(導入編)」について橋本理事より説明、2日間かけて開催する日本医療メディエーター協会の認定研修会(基礎編)についても、5月26日(土)〜27日(日)に計画していることが報告された。  
 それから、以前の委員会で話題になった医師の守秘義務について、ョ弁護士から判例の解説があった。最高裁判例では、搬送時に薬物使用が疑われた患者から治療の過程で入手した尿に対し検査を実施し、薬物の陽性反応が出て通報した場合、正当行為として許容され、医師の守秘義務に違反しないとなっている。
 そして、2月17日(日)午後2時〜4時30分に府医会館で開催する第10回医療安全シンポジウムについて協議した。今回は、「なぜ、すれ違う 患者の立場 医者の立場」をメインテーマとし、一般市民の意見も積極的にいただく。例えば、手術前の期待と結果が違った場合、1%のリスクについて説明していたとしても、患者と医者では捉え方が違い、トラブルになることがある。このような立場の違いについて、3〜4個テーマを決めディスカッションする。今回は、取り上げて欲しいテーマについて、各専門医会を代表する委員から意見を聞き、「虐待を疑ったときに、どう対応するかが難しい。(小児科)」「分娩にはリスクがあるのに、正常で当り前と思われているため、揉めやすい。(産婦人科)」「白内障の手術では、簡単で安全との情報が流れているが、実際には個人差があり、全ての人に大きい効果があるわけではない。マスコミがマイナス面を伝えていない。(眼科)」「例えばアトピー性皮膚炎など、治療しても皆が良くならない病気もある。製薬会社が薬の効果をアピールし過ぎて、患者の要求が高くなっている。(皮膚科)」「がん患者では、術後が悪ければ揉める。」「治療の選択間違いで訴訟になるケースが増えている。」「インターネットの情報が多すぎる。」「副作用の説明を全て細かくするのは難しい。」などの意見が得られた。
  最後に、京都府から11月25日〜12月1日の「医療安全推進週間」の紹介、齋藤監事から10月15日号の京都医報に同封された「診療関連死の死因を究明する制度に関する意識調査の結果報告と解説」についての紹介があった。
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