10月7日 地区医師会長・感染症対策担当理事合同会議を開催

 会員の皆様におかれましては、平素より大変お世話になり誠にありがとうございます。

 さて、インフルエンザ流行期における新型コロナウイルスへの対応に備えた診療・検査医療体制について、10月7日(水)に京都府健康福祉部より松村部長、片岡副部長にご参加いただき、地区医師会長・感染症対策担当理事合同会議が開催されました。

 会議は、1)京都府における診療・検査体制について検査方法の追加と注意点など 2)かかりつけ医における「診療・検査医療機関(仮称)」の指定に係る各種要件についての2点を議題に、府医、京都府からの説明について質問を受ける形で進められました。ご多忙の中ご参加いただきました先生方におかれましては誠にありがとうございました。

 会議において、  
・発熱患者はまずかかりつけ医に電話相談する体制を進める

・かかりつけ医を持たない発熱者は※1「新型コロナ相談センター(仮称)」に相談する
 ※1 行政が担ってきた「帰国者・接触者相談センター」が「新型コロナ相談センター(仮称)」として、従来の帰国者・接触者外来を中心に受診可能な医療機関を紹介するなど検査が実施されるよう手配する。

・集合契約に参加する医療機関は、COVID-19検査を鼻腔ぬぐい
液検体による抗原簡易キット(抗原定性検査)または唾液検体によるPCR検査により行う

・鼻腔ぬぐい液検体採取については、患者による自己採取、
医療者による採取が可能であり、いずれの場合も標準予防策として、サージカルマスク+手袋+目の保護を必要とし、医療者が採取する場合は、加えてガウンを装着する

・検査をする場合は疑似症届け出を行う。検査の結果が陽性であった場合は速やかに保健所に連絡し患者の状態を伝える等、患者の療養先の決定に協力する

・集合契約とは別に、「診療・検査医療機関(仮称)」に指定された医療機関は日々の受診者数や検査数、陽性患者についての情報を※2「G-MIS」、※3「HER-SYS」に入力する
 ※2「G-MIS」新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム
 ※3「HER-SYS」新型コロナウイルス感染症等情報把握・管理支援システム

 以上に加え諸事項に関する説明がなされ、その後各地区より活発なご意見を頂戴しました。

 当日の説明事項や質疑応答等については後日、Q&A等の作成を予定しております。

 現在、京都府医師会を通して集合契約を結ばれている医療機関におかれましては、今後京都府から「診療・検査医療機関(仮称)」として指定の案内があります。医療機関名の公表はございません。

 「診療・検査医療機関(仮称)」に指定されますと今後は国から直接、各医療機関へPPE等の配布等の支援が行われます。
 従って、京都府が各医療機関情報に加え、診療・検査対応時間等の把握を必要とすること、また上記「G-MIS」や「HER-SYS」入力等についての説明も必要とすることから、10月下旬から11月上旬の間に京都府による研修会の開催が予定されています。

 会員の皆様には今後も京都医報や会員メーリングリスト、FAX情報等を利用して情報を伝えてまいりますのでご確認いただきますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

【新型コロナウイルス感染症関連情報 第14報】
https://www.kyoto.med.or.jp/info/wordpress/wp-content/uploads/2020/10/6a4606e7aab9b61b1ea8ea5f5d3f5e1d.pdf

府医新型コロナウイルス感染症対策チーム

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