平成16年3月8日、京都府医師会館において第7回医療安全対策委員会が開催された。
第7回委員会では平成16年2月28日に開催の「医療安全シンポジウム」について意見交換がされた。まず橋本理事よりシンポジウムのアンケート結果についての説明があった。当日は135名の方に参加いただき、98名の方よりアンケートの回答があった。アンケートの結果では、新聞の広報効果が高かった。そしてシンポジウムについては、「今後も続けて欲しい。」、「今後も参加希望をする。(テーマにより参加したいを含む)」の回答が、ほぼ100%であったことが報告された。
委員であり当日のパネリストであった京都医療ひろばの奥田氏からは、「これを機会に今後も医療関係・医師会の取組みを見守っていきたい。」また京都府医師会の齋藤理事からは、「医療安全に対する考えを公言した。今後はそれを理解され承認される様に努力をしていく。」と当日の講演の感想を述べられた。
その他シンポジウムに出席した委員からは、「府民・市民に医療安全の取組みを分かってもらう為に、今後も継続して開催していかなければならない。またその中で出てきた意見については会員にもフィードバックし医療安全につなげることが必要である。」「当日は医療関係者の出席が少なかった。大変内容の濃いシンポジウムであったので、若い医師を含めてこれから医療関係で仕事を希望する人達にもぜひ聞いてもらいたい。」「開催日については事前に日程を検討・決定し、同日には他の予定を入れないように調整して欲しい。」との意見があった。そして橋本理事より今回のシンポジウムの内容は小冊子にまとめて会員にも配布し啓発することで、今後につなげていきたいとの提案があり了承された。
最後に山木副委員長が、今回のシンポジウムに対する意見を集約するとシンポジウムを続けていくことは、患者サイド・医療サイド双方からみて異論のないことである。今後は総論から具体的な各論へどう展開していくかが問題である。今後もこの医療安全対策委員会が、一般そして医療関係向けに対して大変重要なポジションを果たしていくことになる。ぜひ来期もここに出席される委員には医療安全実現に向けて、知恵を貸してもらう様よろしくお願いしたいと締めくくられた。 |