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医療安全対策

平成15年度 第2回 議事録

H15.9.22
京都府医師会 第2回医療安全対策委員会開催される
平成15年9月8日、京都府医師会館において第2回医療安全対策委員会が開催された。前回の第1回の委員会では京都府医師会として医療の安全対策に向けての基本原則として、医療の透明性、説明責任、医療の質の確保の重要性を実現に向けた取組を検討した。そして医療の安全管理として、苦情や相談情報の収集とともに医療機関からのインシデント、アクシデント情報の収集、分析、提言、教訓化をはかり、診療情報開示を促進して苦情処理を行い、安全対策システムを構築していきたいとの方向性が確認された。
 第2回医療安全対策委員会はその方針に基づいて、一口に医療安全と言っても様々な形・捉え方が考えられることから、医療安全を実現するために、まず患者側からどのようなことが医療機関に要望されているのかを検証し、その中から方向性、道筋をつけていくことになった。具体的には平成13年から京都府医師会にあった実際の65事例を内容分類に分け、申立内容から対応方法にいたるまでを取り上げ、何故患者が苦情申立てに至ったのか議論された。
 今回は6例について、「カルテ開示の基本的な考え方」、「医療機関の紹介依頼」「医療行為の内容」等実務レベルにまで踏み込んだ形で積極的な意見が交換された。意見交換の中からは苦情を申出る背景には、医療機関に問題がある場合と患者側に問題がある場合があり、それぞれ整理して対応していかなければならないこと、そして医療安全を診療所に至るまで実現することで患者の期待に応えられるよう努力することが確認された。また今回の京都府医師会に寄せられた事例は大変貴重なものなので、例えば医報等にも掲載すれば啓発として大変有効ではないかという意見があり今後の検討課題となった。
 次回以降も事例検討することで委員の意見が一致し、検討の過程で必要なことに対しては委員各自の専門医療分野の意見も交えて展開させていくことも確認された。
 この医療安全対策委員会は、議論を重ねる中で医療機関の意識改革を図り、より安全で患者中心の医療を実現させるべくこれからの進むべき道を探る手段を検討していく。その為には委員の屈託のない意見交換が何より重要であることを、この6例のケーススタディによって委員一人一人が認識することが出来た。
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