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医療安全対策

平成22年度 第5回 議事録

H23.03.15
京都府医師会第5回医療安全対策委員会
  平成23年3月15日、京都府医師会館において 第5回の医療安全対策委員会が開催された。
 最初に、1月22日(土)開催の第2回医療安全講演会『今、改めて考える医療安全“事例から学ぶリスクマネジメント”』 講師:山本貴章医師(東京海上日動メディカルサービス)の報告があった。 出席者181名(医師80名)の参加状況で、アンケートの「医療安全への取り組みの参考になったか」、「内容は理解しやすかったか」の問いに対しては、大半の参加者が良いとの結果であった。講演内容は、前半は「医療事故訴訟の現状・医療事故の発生状況」について報告され、後半は「医療事故事例としてケーススタディ形式」で説明された。医療訴訟における謝罪として、「責任承認謝罪」と「共感表明謝罪」についても説明があった。しかし服部弁護士からは、謝罪に関して医療者に非がないときに謝ると問題がさらに解決しにくくなる場合があるので気を付ける必要があると説明された。
 次に2月26日(土)第8回 医療安全シンポジウム『新しい医療安全文化を目指して〜患者参加で築く安心医療〜』は、出席者240名(医療関係者146名)の参加であった。アンケート結果も「今後も定期的に開催して欲しい」が100%になるなど概ね好評な内容であった。パネリストによる講演では、がん患者サロンうずらの齋藤氏が患者体験をもとにして講演され、特にインフォームドコンセント・QOL・セカンドオピニオンの言葉は、医療人には当たり前であっても一般人にはわからない。「病気は医者に任せて、人生は自分で築いていこう」と説明され、アンケート結果でも印象に残る話であったとの意見であった。
 続いて『2010 医療安全に関するアンケート調査の結果』に関して協議を行った。回答数は、1159名でありQ1〜Q12までの回答は2004年の前回と比べて優位差のない結果になった。今回追加した、「Q7. 医療は患者さんとの協働作業と言われていますが、そう思いますか」との問い対しては、“はい”が95%となった。「Q13. 医師免許の更新制は必要である」の問いに対しては、“はい”が44%→ 33%に減少する結果になった。
 「Q1. 医療事故を経験したことがある」の問いが前回と同じ様なパーセントになった結果について、医療安全の取り組みの効果について疑問の意見があったが、これまでの医療安全の取り組みがあったので増えていないではとの意見が出された。今後アンケート結果に関しては、さらに分析し医療安全に役立てていくことになった。
 次年度の会員向けの医療安全講演会のテーマを協議したが、今般の地震に関係して大規模災害での医療や検死(今後在宅でも必要になる)の基本的なこと、メディエーター関連、事故事例(示談案件を含めて)、死因究明等の意見が出たが、次回の委員会で引き続き検討していくことになった。
 第9回 医療安全シンポジウムの開催日程は、京都府医師会館で平成24年2月4日(土)に開催することになった。
 
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