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医療安全対策

平成23年度 第12回 議事録

H24.01.17
京都府医師会第12回医療安全対策委員会
 平成24年1月17日(火)、府医会館において第12回の医療安全対策委員会が開催された。
 最初に、1月15日(日)、日医にて開催された平成23年度日本医師会医療事故防止研修会の状況について齋藤委員長より報告、日本医師会が平成21年に作成した診療所や中小病院における事故予防のための冊子「医療事故削減戦略システム」について、実践状況の紹介があったものの、実際の医療現場での認知度は低く、更なる周知が必要との感想が述べられた。また、日本医療機能評価機構からは医療事故情報収集等事業において事例を収集し、公開していると説明。愛知県医師会は、注射の安全な実施に重点的に取り組んでいること、行政が実施し、参加義務のある保険診療上の講習会に医療安全の講義を付け加え、大半の医療機関が受講していること、医療安全対策委員会で医療事故を繰り返す医療機関を呼び出し、改善レポートの提出を求めていることなどを報告した。茨城県医師会からは、医師会主導のADRについて、委員長を市民団体から選出し中立性を確保しているとの報告があったことなどが紹介された。齋藤委員長からは、医療安全の活動を周知するためには繰り返し伝えていくことが重要であり、委員の先生方には伝える側として協力をお願いしたいとの発言をいただいた。
 続いて、平成24年2月4日(土)に府医会館で開催する第9回医療安全シンポジウムについて協議、最初に齋藤委員長より基調講演演者の鮎澤先生からいただいた講演要旨について解説、パネルディスカッションの進め方について、ご意見をいただいた。患者参加には、「自らが受ける医療への参加」と、「社会的な医療体制への参加」が挙げられるが、今回のシンポジウムでは、前者を中心に話を進める。SPEAKUPやCOML・京都医療ひろばなどの市民団体が掲げる医療安全のスローガンについて取り上げる。橋本理事からは、COMLの10ヶ条のスローガンは中立的で素晴らしく、本来であれば医療側が配慮すべきことを患者に留意するよう示してくれているとの意見が述べられた。齋藤委員長から患者側からの意見を医療者に投げかけてもらうことを中心にするとの意向が示されたのに対し、委員からは患者と医者のバランスを取り、医者の立場も主張して欲しいとの意見が挙がった。齋藤委員長からは市民側が良い方向に進んでいるのに比べて、医療者側の進歩が遅れているとも感じられる今、患者側に好きなことを言ってもらって、医療者側に聞いて欲しいとの意見が述べられた。終わりに齋藤委員長から、是非とも、シンポジウムに参加いただくようにとの要請があった。
 その後、患者の権利宣言について協議、リスボン宣言により世界に広まった患者の権利宣言は、日本では東京都立病院の患者権利章典が有名である。病院では公表しているところが多いものの、診療所では公表していないところも多い。齋藤委員長からは、宣言の例を示して各医療機関に明示を促してはどうかとの意見が述べられたが、委員からは、本委員会で宣言文を作成した方が良い、京都府医師会名の宣言文の方が、権威があって良いとの意見が挙がり、素案を作成し、次回の委員会で検討することとなった。
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